物事はシンプルに捉えた方が世の中うまくいく
何でもかんでも複雑にずれて考えるクセがありました。
複雑にずれて考えてそれをそのまま実行に移すと、時間や労力を要したり、人間関係が壊れることがあります。
意味が伝わるでしょうか?
例えば、「なんとなく体調が悪いことを何とかしたい。」としましょう。
原因は不明です。
まず、原因を探ります。
①近隣の医療機関を受診すること
でも不思議で、検査をしても異常が見当たりません。
ここで、考えすぎてしまうと「ここの病院は病気が見つからないのかもしれない。」と
わざわざ通院が大変な病院を見つけて受診することがあります。
そこで別の病院でも「異常なし」。
お金と時間を使って分かった結果、わざわざ行った行動は無駄になるわけです。
シンプルに考えて、近隣の大きな病院で調べて異常がなければ基本的には異常がないわけです。
医師の技量は多少差があるかもしれませんが、国家資格を突破した専門家であることは間違えないので信頼するべきでしょう。
それをなぜか思い込みで、「この医師は病気が判定できていないのかもしれない」と決めつけてしまうことがわたしにはありました。
もしかしたら、稀にそういうこともあるかもしれません。
でも、例えば重い病気であれば倒れてしまったりもっと重篤な症状が出たり明らかに周囲から見ておかしい状況になるでしょう。
私はそこまでではありませんでした。
つまり、異常なしなら「病気ではない。」とシンプルに考えるべきところだったのです。
結局、体調不良はただたんに食生活がひどかったため。是正したら体調が整いました。
そんな簡単なことだったんだ、と拍子抜けしました。
そんなことばかりが人生にあり、取り越し苦労ばかりの人生でした。
わたしは大学院を卒業後、研究職に従事していたことがあります。
研究職というと、課題に対して特別に深く細かく追求するイメージがあるのではないでしょうか。
私自身、ここでこの能力が発揮できないかと期待していました。
しかし、そんなわけもなく。
一緒に働く教授や助教授と研究内容について話をしていた時、
複雑な内容を自分の考えをそえて複雑に説明すると、
「何を言っているのかわかりません。」と言われました。
小学生に伝えるようにシンプルに伝えたときは、分かっていただけました。
化学実験の時、どうしても綺麗にデータが出なくて悩んでいて文献を色々探っていたら、なんとただ液体に気泡が入ってしまったことだけが原因だったこともあります。
研究の分野(難しそうな場面)でも、シンプル思考は重要です。
何より、難しく考えると自分も疲れますしこれが意外と体調不良のもとになったりします。
難しくてわからないことは必要以上に考えても無駄です。
専門家に任せるか、諦めるか。
それが楽でかつ論理的であることが多々あります。